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夢を見つけた場所

江川の写真

吉野川市は、私の出身地。
四国三郎として名高い吉野川の中流域の南に位置するこの町は昔は麻植(おえ)郡鴨島町と呼ばれていましたが、その後近隣の町村と合併し、ずばり吉野川市と命名され、今では人口4万人を超えるまでになりました。

10代で家を飛び出した私は、大阪、北海道へ放浪した後、4年遅れで大学に行くため東京に出てきて以来、時折帰省する程度で、故郷には見向きもしませんでしたが、2016年に神山町にサテライトオフィスを設け少し縁を復活させることになりました。
そして、2020年、コロナ禍で東京での生活が少し息苦しくなってきた時、郷里でのリモート勤務も悪くないと考え、時々田舎の空気を吸いに帰ってくるようになりました。

上の写真はそんなある日の夜に撮った風景です。
江川は日本の名泉100に選ばれた小さな川ですが、夏は冷たく、冬でも冷たくない不思議な水が湧き出るところです。
日も沈みかけて、川淵の食堂から出ると、外には西洋画のような世界が広がっていました。